パナソニック インダストリー / 制御機器

通信テストソフトを使用したデバッグ方法

解説

説明

DLU・KRシリーズ・KWシリーズを組み合わせたロギングシステムでは、現場での調整が上手く行かないことが度々あります。
その様な時にラインモニタがあれば、デバッグ作業を進めるのに非常に助かりますが、殆どのケースではそれが在りません。
そんな時に、無償ソフトの 通信テストソフト と安価なラインアイ社SI-35 USB(2万円程度)とパソコンを使用することでラインモニタ(20万円~25万円)と同等のデバッグ作業が可能となります。

構成図

トラブル例

  • KR10親機のCOMが点滅しない。
  • KR10親機のCOMは点滅するが、ALARMも点滅する。
  • KR10親機・子機のCOMは点滅するが、KWシリーズのT/Rインジケータが点滅せず、KR10親機のALARMが点滅する。
  • KWシリーズのT/Rインジケータは点滅するが、KR10親機のALARMが点滅する。

つなぎ方

KR10(親)と(子)ともAKR1002(RS485タイプ)を使用した場合のつなぎ方

つなぎ方構成図1

KR10の親機がAKR1000(RS232Cタイプ)、子機がAKR1002(RS485タイプ)を使用した場合のつなぎ方

つなぎ方構成図2

RS232Cで接続する場合のケーブル

市販RS232Cケーブル ストレートタイプ(9pinメス-9pinメス)

パソコンとDLUをRS232Cで接続する場合の結線

結線図1

パソコンとKR10子機をRS485で接続する結線

結線図2

(SI-35 USBの設定)

結線図3

パソコン接続のポイント

・DLUとKR10親機が正しく通信できているかどうか?

KR10親機のCOMが点滅しない場合は、DLUとKR10親機との間の通信が確立できていません。
また、KR10親機のCOMは点滅するが、ALARMがすぐに点滅する場合も、通信が上手く確立できていません。

DLUの代わりにパソコンをつなぎ、通信テストソフトからMEWTOCOLコマンドを送信してみる。
又は、DLUとパソコンを直接つなぎ、DLUから送信されるコマンドが正しく読めるかを確認する。

・DLUの送信データがKR10子機まで届いているか?

KR10子機のCOMが点滅しない場合は、データ(電波)が届いていません。しかし、KR10子機のCOMが点滅する場合は、データ(電波)が届いています。
その場合は、KR10子機とKWシリーズの間の通信が確立しているか否かを確認する必要があります。

KR10子機とKWシリーズの伝送線(RS485)にSI-35 USBを通してパソコンにつなぎ、コマンド・レスポンスの状態を確認する。

デバッグの注意ポイント

・KR10の親機の電波が子機に届いていても、子機の電波が親機へ届くとは限りません。

・子機登録作業が完了していても、子機登録が完全な状態で無い場合があります。
その場合は、ConfigKRでの通信テストが正常値を示しても、通信ができない場合があります。

・ルーティングテーブルが間違っていると、送信先の子機へデータが送信されない場合があります。

操作方法1

[パソコン(通信テストソフト)をKR10親機につなぎ、パソコンからコマンドを送信する場合]

操作方法1

コマンド送信手順

1 . 通信テストソフトを立ち上げ、「ポートNo.」「データ長」「パリティ」「通信速度」を設定し、「オープン」ボタンをクリックする。
(「オープン」ボタンをクリックすると、表示は「クローズ」に換わります。)
通信テスト操作画面
2 . 「送信コマンド」-「RTコマンド」をクリックすると、送信データエリアに"%EE#RT**"が表示されます。
3 . "EE"の部分を、送信したいKWシリーズの局番に打ち直します。
例) "%02#RT**"
4 . 「送信CR」をクリックしますと、パソコンからRTコマンドが送信されます。

【参考】
RTコマンドはKWシリーズがサポートしているMEWTOCOLコマンドの1つです。


コマンド受信手順

通信テスト操作画面2

・データを受信しますと、「受信データ」部に受信データが表示されます。

【ポイント】
%の次の2文字(01や02)が相手の局番です。これにより、どのKWシリーズからデータが返ってきたが判断できます。

操作方法2

[パソコン(通信テストソフト)をKR10子機につなぎ、親機からのコマンド及びKWシリーズからのレスポンスを受信する場合]

操作方法2

コマンド送信手順

通信テスト操作画面3

・データを受信しますと、「受信データ」部に受信データが表示されます。

【ポイント】
"%**#・・・"は、子機からのコマンドです。
"%**$・・・"は、KWシリーズからのレスポンスです。

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